制裁


ストックホルムで銀行強盗犯の人質が、長時間拘束されているうちに
犯人の心情に共感し、犯人を擁護するような言動をとった事例から
同事件に類似した現象を示す被害者心理をストックホルム症候群と呼ぶ。


北朝鮮と交渉しているヒル米国国務次官補とライス長官が
北にかなり譲歩し宥和的でことであるから
ストックホルム症候群に擬える声が米国内からもあがっている。


二人の働きによってアメリカが経済制裁を解除することで
拉致問題の解決はさらに解決が遅れることだろう。
このことに関してアメリカに失望したという声もあるが
日本はれっきとした独立国である以上、自国で解決する方法を
探すのが筋であるし、
そもそも米国の経済制裁の解除は、
日朝交渉で日本が譲歩したとのシグナルを間違ったシグナルを
発したことが誘因となっている。
信じられないことだが、日本政府首脳が米国の間違った解釈を
糺することすらしていない。



自国の国民が不法に拉致されていながら
自ら解決するすべを持たないばかりか
その気概もない為政者と利権に群がる亡者に天の裁きあれ。



横田夫妻の悲痛な叫びが胸を刺す。