2001-01-01から1年間の記事一覧

戦争を知らない世代

「特攻へのレクイエム」を 執筆したジャーナリストの工藤雪枝氏は、あるインタビューで 「特攻」と「自爆テロ」の違いに明確に答えいた。 その違いを明らかにすることが彼女が本を著した目的でもあったが 海外に留学した時、同女史が「神風」を揶揄する外国…

特攻へのレクイエム

一気に読み終えた。 ただ、ただ涙が溢れてしかたなかった。 日本人として記憶に刻まなければならないものが ここには存在している。英霊達の御霊が安らなることを願う

3 days maybe 2

昨日の産経新聞には、ペリリュー島の戦記について記事が載っていた。 日本軍の中川州男大佐が守るパラオ諸島のペリリュー島に 米軍第1海兵師団が攻撃を開始したのは昭和19年9月15日のことであった。 米軍は、当初この島を「三日たぶん、二日」で簡単に攻略で…

DUTY

本当はアメリカに帰って家族と一緒にいたい、 でも日本で試合に出ることは、僕のDUTYなんだ。 今週のナンバーには、テロ事件後、日本のプロ野球でプレーを続ける アメリカ人のコメントを匿名で載せていた。 記事のいくつかを拾い読みする限りでは、 テロへの…

カミカゼ

その昔、NFLシカゴ・ベアーズにマイク・シグレタリーという名選手がいた。 「カミカゼ」というニックネームをもつ同選手は、 LBとして勇気溢れるプレーを披露していた。 欧米では、カミカゼという言葉は、命知らずというニュアンスで受け取られているようだ…

I can here you

あなた方の声は聞こえている 世界中に届いている 犯人も届く 被災現場を訪れたブッシュ大統領は 集まった聴衆にそう呼びかけると 救助活動を続ける消防隊員の肩を抱き励ました。 この攻撃を真珠湾*1と例え、すでに戦争だと述べたメディアもあったが この奇襲…

愚か者の舟

今日の産経新聞には、今回のテロ事件で日本政府のとった対応について かなり手厳しい意見がのっていた。 同盟国の窮状を見捨てて、 邦人の安否と脱出を最優先の課題に挙げたことについて 同盟国のあり方として疑問を投げかけている。 産経新聞曰く 同盟国と…

日本の歴史教育はどこかおかしい

BBSで映画パールハーバーについて書込してくた人に つい偉そうなレスを書いてしまったが、 自分自身、専門的な知識はおろか 高校の授業ですら選択してはいない。 そうした論議になって自分の気持ちを伝えられない拙さを反省しながらも 日本軍か悪いことをや…

国家の想い出

国家にとって歴史とは想い出のようなものだ。 過去を完全否定された個人が無気力になるように 過去を否定された国家は、将来に立ち向かうことができず、 漂流するしかない。 アメリカの歴史家・シュレンジャー

ミズーリ

最近まで知らなかったのだが アメリカは9月2日をVJにしているそうだ。 それは、この日に戦艦ミズーリで無条件降伏の調印が行われたことに由来している 先の湾岸戦争まで戦い92年に退役した戦艦ミズーリの右舷には僅かな凹みがある。 大東亜戦争中の昭和…

飛鳥へそしてまだ見ぬ子へ

goo映画: Movie × Travel — 旅のような映画 映画のような旅沖縄の話といえば、反射的に竹下景子が主演したこの映画を連想する。 癌に冒された医師の闘病生活を描いた作品で ヤマトンチューに対するウチナンチューの複雑な心理を 描写したシーンが二十年たっ…

みどりの日

天地の 神にぞいのる 朝凪の 海の如く 波のなき世 との歌に、戦争ではなく平和を祈られた陛下の御心がいたい程伝わってきた。今年は昭和天皇が生誕されて100年だそうだ。 今日本屋で、昭和天皇の足跡を記された本を立ち読みしている時 思わず目頭が熱くなっ…

台湾之子

台湾の陳総統は、弁護士時代に反政府側の人間の側に立つ時、 配偶者に害が及ぶのを懸念したが、彼の妻はこう言い放った。 もし、この弁護を引き受けないなら、 あなたは弁護士になった意味はない と。後年、彼女がテロと目される事故に遭い下半身の自由を失…

韓国、中国から抗議されてはいそうですかと答える外務大臣というのは、一体何のために存在してるのか。

東京裁判で絞首刑となった廣田弘毅は、 軍部から「害務大臣」と陰口を叩かれていた。 日中事変、三国同盟とひたすら英米との対立を深める軍部の方針に 真っ向から立ち向かったゆえである。 彼は、戦後東京裁判においてA級戦犯の指名を受ける。 裁判冒頭の罪…

落日燃ゆ

身捨てるほどの祖国ありや

二年ぶりくらいに購入した「正論」は、去年の12月に開かれた 「日本軍性奴隷制度を裁く女性のための国際戦犯法廷」という茶番劇を 否定する意見が巻頭に載せられていた。 問う。 戦時中に行った売春行為について取り上げるならば、 なぜ今だにおこなわれて…

WORDS OF WISDOM

1週間前の読売新聞がアメリカン・イデオロギーの是非について アルビン・トフラーの小論を載せていた。 アメリカンイデオロギーというのは グローバル化 民主化 自由化 のことであり、これらが推進されるメリットとして 新たなる構造が生まれ、市場が拡大す…

第三の波 (中公文庫 M 178-3)作者: アルビン・トフラー,徳岡孝夫出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 1982/09/10メディア: 文庫購入: 4人 クリック: 58回この商品を含むブログ (52件) を見る

スナップショット

側近「アメリカが攻撃してきます!!」 フセイン「何?ブッシュの支持率が下がったのか?」 側近「CNNのピーターアーネットがバグダッドに来ました!」 いしいひさいち 「スナップショット」アラン・J・クィネルの小説。 1980年イスラエル空軍のF−1…

CNNといしいひさいち

真実は勝利する

真実は勝利する。 イスラエルの首相選挙に敗れた現職のバラク首相の敗北宣言はこう始まった。 パレスチナ人の暫定自治権を認めた93年のオスロ合意以来、 お互いの和平に向けて歩みよったかに見えた関係は ひとまず足踏みすることになった。 左派(和平派)で…

我々は勝つために来た。

スーパーボウルで優勝したボルティモア・レイブンズの ディフェンスの中心選手レイ・ルイスは 去年のこの日に発生した殺人に関わり殺人容疑で起訴を受けた。 それから、一年様々なマスコミの注目を受けながら、 例年以上の活躍を見せ、チームのスーパーボウ…

いま、女として

韓国の新聞のサイトを検索しているうちに 蜂谷真由美という名前を見つけた。 なんでも今彼女は韓国人と結婚し平凡な女性として暮らしているらしい。 最近のブッシュ大統領の就任演説を巡り、 韓国では賛成と反対の2つの意見に別れているようだが 北朝鮮に何…

サビーヌの木

ラリーのコース途上モーリタニア砂漠の近くに ティエリー・サビーヌの木と呼ばれる小さな丘にある木を存知だろうか。 このラリーの創設者の名前にちなんで名付けられたものだ。 彼は86年の大会最中に砂嵐に巻き込まれ不慮の死を遂げた。 その事故の翌年、開…

1月17日という日

「死なせてくれ。」 「あかん、死んだらあかん。」 「家族もみんな地震で死んでしもうて、生きていても仕方ないんや。」 「家族が死んだのはおじちゃんだけやない。そんなの理由ならへん。」 「一人だけ生きていても仕方あらへん。 ボン、頼む死なせてくれ。…

省益あって国益なし

知能の差は小なり 実行力の差は大なり 勇怯の差は小なり 責任感の差は大なり」 今日は、午後から産経新聞論説委員の方の話を聞く機会があった。 阿南惟機陸軍大将の言葉を引かれるなどして、 組織のマンネリ化や軍隊組織の在り方など多くの教示を戴いた。 組…