拉致

「韓国の獄中で人権侵害受けた」北拉致犯ら"補償"要求 数十億ドル、廬政権揺さぶり


【ソウル=黒田勝弘
韓国から北朝鮮に送還された元スパイや武装工作員らが、韓国に対し「韓国の獄中で人権を侵害された」と称して数十億ドルもの"補償"を要求してきた。彼らは韓国の対北融和政策により北に送り返されたいわゆる"非転向長期囚"で、最後まで北朝鮮への忠誠を捨てなかった共産主義者たち。送還者はこれまで約六十人にのぼるが、この中には日本国内で日本人拉致にかかわった大物工作員辛光洙シンガンス容疑者も含まれている。
元スパイたちの"補償要求"は先週、南北境界線の板門店を通じ、「告訴状」として韓国当局に伝達された。あて先は韓国の政府機関である「国家人権委員会」と「真実と和解のための過去史整理委員会」になっている。
告訴状によると「わが非転向長期囚たちは(韓国で過去)極悪な思想転向制度によって長期間にわたり獄中で耐え難い拷問や迫害、虐待を強いられた。その肉体的被害は十億ドルにのぼり獄死者まで考慮すれば数十億ドルに達する」といしている。
"非転向長期囚"は韓国で逮捕され、長期服役の後、北朝鮮支持の立場を変えないまま釈放されて韓国に住んでいた。一九九○年代以降、韓国の対北融和政策が進むなか、支援団体もあって送還要求など公然と自己主張するようになった。金大中政権下の二○○○年九月には辛容疑者ら六十三人が何らの見返り無しに大量送還され、北では英雄視されている。
これに対して約五百人にのぼる韓国人拉致被害者などは放置されており、関係者は政府の一方的な対北融和政策に不満を募られせている。
今回、対韓破壊工作や外国人拉致のテロ犯たちが、人権暗黒社会北朝鮮から韓国に向け、人権をタテに補償要求してきたことに韓国世論は驚きあきれている。北の要求は、スパイや親北共産主義者まで「統一運動家」として許し、対北公安事件の関連者の復権・補償が相次いでいる盧武鉉政権下の親北雰囲気を見透かした韓国揺さぶり策とみられ、政府の対応が注目される。
(平成18年1月9日 産経新聞

1月9日付の産経新聞によると「韓国の獄中で人権侵害受けた」としてスパイの補償を
北朝鮮が求めているとのことだ。
日本にはスパイを防止する法律がないから各国の諜報員が好き放題しているが
外国においてスパイが身柄を拘束された場合、死刑や終身刑となることは珍しくない。
それにしてもこれほど人を喰った話はあるまい。
文中にもあるように人権などが存在しない暗黒国家に物を言う資格はない。
そもそも辛光洙などは曽我さん親子や横田めぐみさんを拉致した実行犯ではないか。
補償を要求するのであれば、まず拉致した日本人の家族に慰謝料を
払ってから冗談を言えと云いたい。


余談だが、韓国の国家人権委員会というは、素っ頓狂な勧告をする組織として有名なところである。
(参照メタモルフォーゼ・ニッポン(メタモさん)「国家を揺るがす韓国の国家人権委員会」


奇しくも9日は日テレ系で米軍元脱走兵ジエンキンズ氏の著書「告白」の
ドラマ化した番組を放映していたのでこれを観たが
改めてこの卑劣な犯罪に対して憤りが込みあげてくる。
関係のない第三国の一般市民を多数、否応なく奴隷同然の境遇に貶めて
工作員の教育をしている国家などは滅びてしまえ。
私はそうした国家の存在意義を認めないし、拉致犯や毛の3本たりない為政者が
百万言の理屈を並べたて金銭や食糧を要求しようとも
一銭たりとも、一グラムたりとも彼らに渡すことに同意しない。


誘拐した人間を帰せ、冷血な卑劣漢ども。