ひとりで生きるなら涙なんか見せちゃいけないよね

俺はうまく歌えているか
俺はうまく笑えているか
俺の笑顔は卑屈じゃないかい
俺は誤解されてはいないかい
俺はまだ馬鹿と呼ばれているか
俺はまだまだ恨まれているか
俺に愛される資格はあるか
俺は決してまちがっていないか
俺は真実へと歩いているかい

シェリー」尾崎豊


夕べ、カラオケで尾崎豊シェリーを唄った。
コアな尾崎ファンをのぞけば、
この歌が日清カップヌードルのCMで使われたことはしらないと思う。
画像は、パリダカールラリーのレースシーンである。
ハウンドドックのフォルテッシモがBGMとして使われたCMと同じ映像で
尾崎の「シェリー」と絶叫する歌と映像が見事にはまって
鳥肌が立つくらい感動した。



そんなことをすっかり忘れていた半宿酔いの土曜の朝
気になるニュースを見つけた。


篠塚、最後の完走誓う=06年ダカールラリーで現役引退へ

ポルトガルリスボンを31日にスタートする自動車の2006年ダカールラリー(通称パリダカ)を最後に現役を引退する篠塚建次郎(57)を激励する「ラストラン壮行会」が16日、東京都内のホテルで開かれた。
篠塚は「18歳でラリーを始めて来年で40年。ダカールラリーも(初参戦の86年から)20年になる。ちょうどいいタイミングかな。06年を走って最後にしようと決めた」と胸の内を語り、「ハイスピードで上位入賞を目指すラリーは最後。楽しんで走るチャンスがあれば、これからも走りたい」と話した。
イタリアのテクノスポーツから参戦、日産パスファインダーでレースに臨む。最近は3年連続でリタイアしており、「順位は関係ない。ダカールにゴールするんだと肝に銘じて走りたい」と完走での締めくくりを誓った。97年大会では三菱車で日本人初の総合優勝を果たし、「ダカールラリーはわたしのすべてと思っている」とラストランへ感慨を込めた。 

思えばtacaQが高校の時から篠塚はアフリカの大地を走り続けてきた。
死者が出ることも珍しくない危険極まりないラリーレイド
掛け値なしに世界一過酷なモータースポーツ競技で
篠塚自身も数年前に大けがを負っている。
人によってはそこまでして何故と感じるかもしれないが、
思うに人生とは何故と問いかけることの連続であり、
その答えを探すために人は人生という名のラリーを走る。
であれば、何故という問いかけは競技者にとって
路傍の石のようなものではないだろうか。


来年、彼が無事その扉を閉めることを祈りつつ
彼の走りを目に焼き付けようと思う。






(過去関連記事)
フォルテッシモ