30日の深夜BSのINDvsSDを見ようと思ったら寝てしまい、
気がついたらチベットサッカー悲願の海外遠征の再放映の時間になっていた。
一度、ここの日記で書いたことがあるが
改めてチベットの人達が置かれている環境の厳しさを思い知らされた。
用具もない、技術もない、指導者もない、練習場もない、国もない
あるのはサッカーとチベットを愛する心だけしかないチームの奮戦記は
サッカーを愛する者として、心が動かされずにはいられなかった。
チームで一番上手い選手が、パスポートの代替となる難民証明書再発行の手続きが
受けられず、涙ながら海外遠征を断念しその心情を吐露するインタービューには
胸が締め付けられる思いがした。


ほぼお決まりのパターンとなった中国の執拗な抗議に憤りを覚えながらも
チベットチームが海外遠征の実現に漕ぎ着け、
グリーンランドとの親善試合でデンマーク人がチベットの旗を振り
チベットサッカー協会の役員が涙腺を緩ませる場面には
思わず体が震え、もらい泣きしてしまった。


ワールドカップからは遥か遠い場所であるが
国の誇りを賭けて戦う彼らに、栄光あれかし。