ゴッド ブレス アメリカ

God Bless America
Land that I love.
Stand beside her
and guide her
thru the night with a light from above.
From the mountains
to the prairies
to the oceans
white with foam
God bless America
My home sweet home.


「God bless America」


いささか、話題が古くなったが松井がメジャーで初ヒットを打った。
その試合を見ていたが七回表が終わると「ゴッド・ブレス・アメリカ」が演奏された。
星条旗に身を包んだ奏者が奏でるトランペットの美しくどこかもの悲しい音色に
しばし時を忘れ聞き入ってしまった。


セブンイニング・ストレッチで「私を球場に連れてって」の他に
この曲を歌うようになったのは、テロ事件以降のことだそうだ。
アメリカは、そのテロを撲滅するために
イラクに対する攻撃を開始し、今まさにバクダッドを攻略しつつある。
軍人ばかりでなく、おそらく少なくない数の民間人も負傷していることだろう。
いずれせよ多くの人命がこの数ヶ月で失われる。


それらの死者は、テロを防ぐため、世界と安全と平和のために必要な贄なのか
それらの死者は、権力の座にしがみつこうとした独裁者のエゴがもたらしたものなのか
それらの死者は、アメリカの傲慢さがもたらしたものなのか
そして、アメリカの行動に支持を示すことが正義なのか
それに反対することが正しいのか
私には判断がつかない。
本当に何が正しいことなのか、判断がつかない。


ただ私はできることは
この歌を全ての人間が明るく歌える日が一日も早く来ることを願うだけである。



アメリカ、そしてイラクの人々に神の祝福あれ。