三百代言はくたばれ

http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/071012/plc0710122216018-n2.htm

民主党は、衆院代表質問で鳩山由紀夫幹事長、衆院予算委で菅直人代表代行、岡田克也副代表の代表経験者3人を投入したが、イラク戦転用という燃料の目的外使用の疑惑や情報開示の問題に質問を集中させた。


 アフガニスタンや中東、中央アジアに関して日本が追求すべき国益は何か、補給活動に大きな意義があるかどうかを真っ先に政府にただすことはなかった。対する福田首相石破茂防衛相にしても、国益の観点から補給活動の重要性を気迫をもって語る場面はみられなかった。
 アフガニスタンで地雷処理活動を行っているNPO・日本地雷処理を支援する会(JMAS)の会長で、元自衛隊トップの西元徹也・元統合幕僚会議議長は「国家安全保障問題は国益を基準に語るべきだ。政争の具にしてはいけない。補給活動継続はわが国の利益にかなう」と強調する。
 西元氏は、補給活動は3つの観点から国益上重要という。


 まず、日本の発展繁栄に死活的に重要な中東原油の輸送ルート(オイルルート)の安定に資する。また、テロとの戦いに従事する約40カ国のほとんどは自由国家であり、活動継続は、“国際自由連合”ともいうべき国際社会との協調維持につながる。さらに、グローバルな観点から同盟国・米国との協調になる−というものだ。


 追及が国会での野党の役割の1つとはいえ、外交・安全保障問題を扱うのに、国益を語ることから始めない国会論戦とはいったい何なのか。


19年10月13日付産経新聞1面「何たる国会」


コンビニで買った産経新聞の1面には
キティホークへ燃料給油を行った海上自衛隊の活動について
質問を入れた民主党に対して、国益という観点から解答しない与党自民党
見識を欠いた態度を嘆いている記事が掲載されていた。


http://www3.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=329372&log=20071011

全く不毛な議論ですね。
ウチのクルマは、2月にエッソのスタンドで入れたガソリンで走っているのか、それとも3月にエネオスで入れた分で走っているのか、それを大の大人が喧々諤々議論しているようなものです。
イラク特措法の「戦闘地域」か「非戦闘地域」かという議論と同じで、そんな区分けが一体何の役に立つのか、単なる揚げ足取り以上でも以下でもありません。
もし、「普通の国」がこの国会議論を聞いたら、その意味するところすら分からないと思います。
本当に内向きの話、議論のための議論に過ぎません。

泥酔論説委員の日経の読み方では
国会の論争を「不毛の論議」と切り捨てている。



航空自衛隊の元パイロット佐藤守氏は
後輩の弁を借りて小沢の乱心ぶりを指摘し

アフガンであれイラクであれ、政治家には現場を見てからものを言ってもらいたい。
それも護衛無しで実際の現場を!である。

と現場組の声を代弁したかのような怒りのメッセージを発している。
また佐藤氏は、その前日のエントリーで
三沢市長の軍事的無知ぶりが日米同盟を危機に陥れた事件を紹介し、
中央、地方を問わない政治家の軍事的素養、センスのなさにいらだちを示している。


国家の安全保障を政争の具にして恥じない民主党党首とその党員に
限りない嫌悪感を覚えるが、そうした民主党と同じ程度でしか論議できず
危険なところにのこのこと出かけた横浜国大生の生還に全力を尽くすといいながら
何の落ち度もなく掠われた被害者がいまだ北朝鮮に拘束されている拉致問題
力ずくでも解決する覚悟を示さない自民党に、絶望にもにた疲労感を感じる。


現場の苦労を知らず、机上の論理で政策を決定し
安全な場所で安閑と暮らす三百代言らがこの国を危機に陥れいれようとしている。