N.E.vsS.D.


AFCデビジョナルプレーオフ第2戦
東地区1位のNEペイトリオッツと西地区1位のSDチャージャーズの対決は
NEの辛勝に終わった。
内容的には、SDが勝ってもというより勝たないほうが不思議なゲームで
NEのランプレーは出ない、ブレディのパスは繋がらない上に
インターセプトを3つも食らうという散々の出来。
しかし、勝負所でSDが犯したミスが浮気な勝利の女神
手放す結果となってしまった。


ゲームの解説によると90年代以降、最高勝率のチームが
デビジョナルプレーオフで破れるのは7チーム目で
そのうち4つがショッテンハイマーが率いていたという。
本当にこの人はプレーオフでは運がない。
今日のゲームで彼の采配にミスがあったとすれば2つ。
1Qの3回目のドライブで4thダウンロングにもかかわらず
パントではなくギャンブルを選択したこと。
ギャンブルに失敗してNEにいいポジションを与えたことが
NEにFGの先制点を許す結果になったこと。
もう一つは、ブレディのパスをインターセプトした後に
ファンブルしてNE側にリカバーされた時に
判定に異議チャレンジを出したことだ。
確かに、あの場面では混乱し始めたディフェンスを
落ち着かせた方がチームとして必要だったかも知れないが
タイムアウトが没収されるとわかりきっているチャレンジをする必然性が
あったのか、非常に疑問である。
結局のあのチャレンジは、NEの監督ベリチックとQBブレディーに
オフェンスの組み立て直す時間を与えて、失点につながったばかりか
最後のオフェンスでのFG失敗につながった。
もし、タイムアウトが1回でも残っていれば、53ヤードの距離は
もう少し縮まり延長戦オーバータイムに突入の可能性が高くなった筈だ。


しかし、それらはミスというにはあまりにも小さく
結果から導き出した指摘に過ぎない。
やはり最大の敗因は、3Qのパントドロップと不必要なアンネセサリーラフネス
4Qのインターセプト後のファンブルが勝負を分けた。
そしてそれらはショッテンハイマーの采配ではどうしようもない部分でもある。
総じて言うならば、今日の試合はショッテンハイマーが負けたのではなく
SDの選手が自滅したというべきだろう。


それにしてもブレディーのベリチックは悪運が強い(笑)