チャンピオンシップ

NE vs SD

ヤングとホステトラーがQBとして対決し
15-14のスコアで決着した時のNYG対SFのNFCチャンピオンシップを
彷彿とさせるほど、接戦の好ゲームだった。
予想どおり、SDの守備陣はNEのオフェンスに対してよく準備しており
先週のコルツ戦同様、重要な場面でインターセプトを奪って
ブレディを苦しめた。
疲れの見えた後半、NEのRBマロニーのランによって、
時間をコントロールされて敗戦を喫したが
SDのディフェンスはブレディのパスを完璧とは言わないまでも、
ある程度封じ込めるのに成功していた。


リーグ最強のRBトムリンソン抜きのオフェンスも
よく健闘したといえるが、チャージャーズとしては
QBリバースの膝が完全でなかったことに恨みが残るだろう。
彼の膝が、もう少し動けばパス攻撃も幅が広がった筈だし
トムリンソンの欠場した穴もカバーできたのではないだろうか。


2Q、リバースのパスがインターセプトにされ、失点につながり
後手の展開にまわったのが、SDの敗因の一つだが
それは、SDのオフェンスがレッドゾーン付近での決め手に欠き、
得点力が不足していたからに他ならない。
リバースの機動、トムリンソンの突破力、ゲイツのスピード
そのどれかがあれば
ロースコアゲームでも充分に勝ち目のある展開だったように思う。






GB vs NYG

ミレニアムイヤー前後に氷のランボーフィールドで
敗戦を喫して伝説に終止符が打たれたが
ある時期、摂氏がマイナスになるとGBとブレッド・ファーブは不敗で
冬将軍と呼ばれていた時期があった。
NFCチャンピオンシップは、ファーブ対マニング弟という
リーグを代表する新旧のQB対決となったが、
マニング弟率いるNYGに軍配があがった。


ディフェンシブな展開だった前半とはうってかわり
ノーガードの撃ち合いになりかけた後半だが
ホームアドバンテージを有していたはずGBが敗れた。
4Qに2本のFGをKのタインズを外し、ジャイアンツに
敗北のにおいが漂っていたように見えたが4Qまでの戦いぶりからし
個人的にはマニングが勝利するような気がしていた。
延長オーバータイムで有利とされる先行をパッカーズが取ったあとも
その予感は消えなかった。
ジャイアンツの守備は、ファーブに2度の逆転を許したものの
4Q以降はパッカーズの攻撃をほぼ完璧に封じていたからだ。
案の定、延長のGBの攻撃は、開始後まもなくインターセプトされ
ジャイアンツに有利な位置で攻撃権を渡してしまった。


ツメがあまく、ディフェンスの力で助けられた観のあるイーライ・マニングだが
ここ一番の勝負強さもぼちぼち出てきたようで
スーパーボウルもそこそこ楽しめるのではないだろうか。