早明戦


今日12月3日は
飛田給味の素スタジアム
アメフトの関東学生リーグの選手権決勝が行われる日だったのだが
どうせ今年も法政が圧勝するだろうし
国立で開催するラグビーの方が
面白い勝負が見られるだろうということで
当日の自由席を買って観戦した。



明治のラグビーといえばFWの突進に象徴される縦への攻撃である。
ここ数年明治は伝統であるFWよりBKによる展開を重視していたらしいが
今年は強いFWが復活して、早稲田に叶わないまでも肉薄するのでは?
というスポーツ新聞の記事をまんま信じたが、やはり早稲田は強かった。


FWの平均体重では、明治が優っていたが
モールやラックでの接点では、五分か早稲田がやや優勢で
BKの勝負は早稲田が明らかに優っていた。
明治も前半終了間際早稲田ゴール前まで攻め込むが
押し切れず結局、最後まで試合の流れを作ることができなかった。
後半の開始早々に早稲田がトライを決め
22-0となった時点で勝敗は決した感があり
あとは、双方のチームが点を取り合う大味な展開になった。


振り返ってみれば
前半、早稲田のバックスがハイタックルでシンビンで退場となり
数的に優位になったにもかかわらず、
アドバンテージを生かせず逆に失点するなど
相手のミスにつけこむことができなかったのが勝敗を分けたと思う。
あの時に、明治が点を上げることができたならば
試合の流れが変わり、勝負はもっと白熱したものになったかも知れない。


しかし、勝負に「たら」「れば」はなく
点を取るべき時に取れないチームが勝てないのは、
ラグビーでもアメフトでもサッカーでも変わらない。
勝ちに偶然はあるが、敗者は負けるべくして負けるのだ。


以上、大学ラグビーを生で観戦したのは、
今日が初めてのなんちゃってラガーマンの観戦記である。