テポドン狂想曲

今更であるが、2点ほど指摘しておく。
北に住む小池さん*1がミサイルを発射した場合、
その対処を何故アメリカと協議して対応をとらなければならないのか。
日本が制裁するから、アメリカも乗れというのなら話は分かるが
どうやらそうではないらしい。

http://www.chunichi.co.jp/00/sei/20060620/mng_____sei_____001.shtml


撃ったら日本も対抗措置をとるということは、憲法上のしばりや
北朝鮮を逆上させて追い詰めることになるので言えないのかも知れないが
どうも政府首脳の言動がすっきりしない。



そもそも、この手の情報はアメリカの衛星写真に100%頼っているのが現状で
ぶっちゃっけて言えば、アメリカが嘘をついている場合だってあり得る。
以前にテポドンを撃った時、
迎撃することはおろかその情報すらまともに入手できなかった反省から
衛星を打ち上げて北の動きを観察するという話はどこに消えた?


情報をアメリカからもらうのは、仕方がないかも知れないが
少なくても日本も独自にウラをとる努力をしたのか。
アメリカのイラク戦争開始の表の大義名分をそのまま信じて
大量兵器は実はありませんでしたというオチで失態を演じたのはどこの誰だ?



国の安全保障という国家の根幹をなす重要なことをおざなりにして
なおかつ日本独自でそれを決める意志や姿勢をみせることなく、
決断すらできないことが
この国に住む人間にとって最大の不幸にならないことを願うばかりである。



*1:藤子不二夫の漫画「おばけのQ太郎」に登場するラーメン好きの頭がもじゃもじゃでメガネかけてるおっさん