メンデンホールとビンラディン

人の死を祝うのは、どんな種類の人々なんだろう? 
実際に話している声すら聞いたことのない人物を
そこまで嫌うことはできるなんて凄いことだ。
俺たちは、一方の主張しか聞いていないのに
ピッツバーグ・スティーラーズ RBメンデンホール

http://www.nfljapan.com/headlines/21131.html

ピッツバーグ・スティーラーズランニングバック(RB)ラシャード・メンデンホールが、2001年9月11日に発生した米同時多発テロの首謀者とされ、先日に米軍が殺害した国際テロ組織アルカイダの指導者オサマ・ビンラディン容疑者に関する失言で、アパレルメーカーのチャンピオンと結んでいたスポンサー契約を失ったことが分かった。メンデンホールは同社と2008年から契約を結び、今年始めには4年の契約延長で合意したばかりだった。


ビンラディンの死亡によってテロがなくなるかどうかは
それこそ神のみぞ知るだが
アメリカの対テロ戦争における
ひとつのエポックメイキングとなるだろう。


ピッツのRBメンデンホールがツイッターで呟いた発言で
スポンサー契約を失うというニュースが配信された。
正直、平和なこの国に住む人間にとって
彼のつぶやきの何か失言なのか理解しがたい部分がある。
3月の津波をネタにして日本をおちょくり
契約を切られたアフラックのアヒルに比べれば
至極まともな発言とも言える。
だが、911及びそれ以来多くの犠牲を積み重ねた国にしてみれば
積もり積もった負の感情の爆発は止めようもなく、
異論を挟むことを許容する余裕はないのだろう。


テロ以来、フセイン化学兵器を所有している筈という見込みで
行動を起して多くの人命を奪い、失った。
立ち止まり、検証することによって、
自らの行為の数々を否定することにつながることに
彼らは気づいているのかもしれない。
それゆえに正論を排除しようとしているのではないだろうか。


いずれにせよ、かの国ではかの国が正気を取り戻すまで
正論を口にしない方がよさそうである。