仕事の後アパートに戻って読みかけの宮部みゆきの小説に
はまっていたら、11時を回っていた。
金曜の夜だんべしなぁと思い立っていつものスナックCに行って
カウンターで酒をチビリチビリとやっていたら、
後ろから灰色の脳細胞がいっぱいつまったtacaQの頭をはたくヤツがいた。
「誰や?」
と思って振り向くとそこには、元焼き肉屋のねえちゃんがいた。
「飲みに行くときはアタシを誘えといったのに、
しかも呼び出しまで無視するとはいい度胸だ」
「呼び出し?そんなモン受けた記憶がねえーよ。」
「アタシは5時半にアンタのトコに電話してるよ。」
「はぁ。何いってんだよ。あたまボケてんじゃねぇのか。履歴だって」
「Pi Pi Pi PI*1」
「ほらこのとお……」
「あれ?あれ?着信があるわ。不思議だなぁ」
「……」
「……」
「tacaちゃん(すぺーど)」
「やあ、ねえちゃん、今日も顔が綺麗だね(はーと)」
「tacaちゃん(すぺーど)」
「やあ、ねえちゃん、着ている服がとってもラブリーだよね(はーと)」
「tacaちゃん(すぺーど)」
「宮部みゆきの小説が面白くてさ……(はーと)」
以下省略
宮部の小説を読んで暴力は何も問題は解決しないと思う今日このごろ