偏向

先日のチャンピオンズリーグの準決勝で
ACミランは、韓国人選手二人が在籍するヒンディングのPSVに散々苦しめられた。
朴智星らがフィールドを縦横無尽に動き回る様を
「蚊のよう現れて・・・」と表現したイタリアのメディアもあったようだ。
W杯で韓国に負けた事実を認めたくない心情は理解できるが、
それにしても、と思わず苦笑いしてしまった。
だが、こうした悪意のない"偏向"報道は、サッカーに対する理解とプライドから生まれるものであり
どこかの国のサポーターの悪質な言動に比べれば、品があって寧ろ微笑ましい感すらある。



もう“神”頼不可能「いっそ監督不在で」仰天プランも

試合後のジーコ監督は激怒した。FW鈴木隆行について、
「鈴木君に元気がないようだが、どう見ているのか?いつもあんなものだといわれればそれまでだが」
と質問が飛び、会場内が失笑に包まれたときのことだ。
ジーコ監督は声を高ぶらせ、
「どうして鈴木のことを笑うのだ。彼に何度、日本が救われたことがあると思っている。
 今こそ彼を応援するときだ。明日は彼のおかげで勝てる。そう信じてほしい」とまくしたてた。


http://www.zakzak.co.jp/spo/2005_05/s2005052803.html

チームのまとめ役だったベテラン藤田が代表から外れバラバラ状態に

ジーコ日本は、いくつも“火ダネ”を抱えていますが、
 今回は代表メンバーの人間関係がギクシャクして一触即発状態といわれるほど険悪なのです」


http://gendai.net/contents.asp?c=044&id=18068


政治に限らずスポーツでも、あることないことを面白く書き立てて
真面目に戦っている人間を揶揄して自分が偉いと勘違いしているゴミとキチガイがいるようだ。
W杯出場がかかったこの時期に、キャバクラセブン*1の再発や
内紛騒ぎを起こす精神性の低い馬鹿をジーコが選ぶことはまずない。
口争いや不満の声が出てくるのは、試合のプレッシャーもあるだろうが
テンションがあがってきている証拠である。
サッカーに限らず、スポーツをしたことのある人間ならば、
試合の前後に罵声や怒号を飛び交わすくらいの経験はあるだろうし、容易に理解できる筈だ。
逆にそうした声がなければ、選手にやる気がないか、
チーム内のコミュニケーションに問題があるのかどちらかだろう。
従って上のような駄文を書く連中というのは、
サッカーというよりスポーツの何たるかを理解していないだけでなく
紙やペンの資源の無駄遣いして風評を公害のようにまき散らす環境破壊の求道者に
近い存在であると個人的に思う。


鈴木隆行に関してtacaQがいいたいことは、武藤文雄のサッカー講釈に詳しいので省略するが
そもそも、監督が依怙贔屓して何が悪い?
監督は協会から委任された権限に基づき、自分の信じるプランに基づいてチームを作り上げる。
キリンカップで2連敗したからといってどうだというのだ。
今夜の試合に勝てば、W杯出場がほぼ決まる位置にいるではないか。
チャンスを平等にとか、よく耳にするが、
そんな学級会の決まり事が通じるほどスホーツは甘くはない。
矛盾と理不尽、不公平多くの差別と怒りが人々を熱くし、強くするのだ。
自分が信じた選手を庇う、そうした指揮官のいるチームはえてして強いものだ。
そして隆行*2は他の代表FWほど華はないが、誰よりも強い。


以上、自分が偉いと勘違いしたサッカープレーヤーの独り言である。



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*1:ジーコの選手起用に不満を感じた選手が、無断外出で鹿嶋市内で問題を起こした事件

*2:先発は柳沢が予想されているが、隆行がくると思う。(根拠はない)