No Side

戦争によって身内を亡くした遺族が、敵国を恨み、憎むのは当然の人情である。
しかし一度戦争が終わったら、両国の親善を回復すべく、
その恨みつらみを癒さなければならない。
その根本は、戦死者の慰霊である。


三重県紀和町には紀州鉱山があり、現在の町の一部、旧入鹿(いるか)村に、
第二次大戦末期の一九四四年、東南アジアで旧日本軍の捕虜となった
英国兵捕虜たち約三百人が移送され、鉱山労働に従事していた。
同町では、通称「イルカボーイズ」と呼ばれて、地元民に親しまれていた元捕虜のうち、
死亡した十六人をしのんで、戦後、英国戦没者墓地を整備し毎年慰霊祭を行ってきた。


紀和町出身でロンドン在住の日本人女性、恵子ホームズさんは、
故郷・三重県紀和町に里帰りした際、
英人戦没者墓地がきれいに整備されているのを見て、感動した。
「ぜひ英国人に見てもらいたい」と思い、
第二次大戦中に日本軍の捕虜だった元英兵たちに話しかけると、返ってきたのは、
「おまえの顔など見たくない」という罵声(ばせい)だった。


しかし、恵子さんはくじけずに説得を続け、翌年老兵たちの墓参りが実現する。
強制労働中に無念の死を遂げた戦友の名を刻んだ立派な御影石の墓碑に驚き、
感動した元捕虜の一人は涙ぐみながらつぶやいた。
「ようやく私の戦後が終わった」


Japan On the Globe (37)国際派日本人養成講座平成10年5月16日「恩讐の彼方に」


http://news.goo.ne.jp/news/sankei/seiji/20050525/m20050525000.html
呉儀副首相が小泉首相との会談を中止したことについて、
log氏は中国の辞書に「マナー」という文字はないと端的にまとめていた。
どこの国であれ、勇敢な戦士に対して敬意を表するのはごく自然な感情の発露である以上
祖国防衛のために戦った英霊に感謝し、慰霊するのは自然の行為である。
東京裁判をはじめとする大東亜戦争後の裁判で刑場の露と消えられた方も
靖国に祀られているがそれの何処に問題があるのか。
(※参照2005年5月20日のエントリー



マナーどころか、礼儀すら知らず、
そして歴史を捏造して政争の具に使うような国に譲るものは何もない。

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(関連記事:敵国兵士への慰霊について)


3 days maybe 2
ミズーリ
マッチ擦るつかのま海に霧ふかし身捨つるほどの祖国はありや


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※ 追加(5/26)



http://news.goo.ne.jp/news/yomiuri/seiji/20050526/20050526i314-yol.html

A級戦犯、国内では罪人でない…森岡厚労政務官発言


森岡正宏厚生労働政務官は26日の自民党代議士会で、小泉首相靖国神社参拝問題に関連し、
「中国に気遣いして、A級戦犯がいかにも悪い存在だという処理をされている。
 A級戦犯、BC級戦犯いずれも極東国際軍事裁判東京裁判)で決められた。
 平和、人道に対する罪など、勝手に占領軍がこしらえた一方的な裁判だ。
 戦争は一つの政治形態で、国際法のルールにのっとったものだ。
 国会では全会一致で、A級戦犯の遺族に年金をもらっていただいている。
 国内では罪人ではない。靖国神社A級戦犯が祭られているのが悪いように言うのは、
 後世に禍根を残す」などと発言、参拝取りやめを求める中国などを批判した。

最もな意見だと思います。