- 作者: 西原理恵子
- 出版社/メーカー: 毎日新聞社
- 発売日: 2005/03/31
- メディア: 単行本
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前回のエントリーで取り上げた山田玲司のBBSへの
情け容赦のない書き込みの中に「美大出身なのに、下手クソ」というのがあって
思わず笑ってしまった。
西原理恵子がしりあがり寿と美大出身者漫画家の画力対決を思い出したからだ。
世の中に美大出身の漫画家は多けれど
画のユニークさとギャグでサイバラとタメを張れる漫画家はそうザラにはいない。
酉年生まれだからというわけではないが、
tacaQはこの鳥頭*1作家・西原がお気に入りである。
先日、毎日新聞で連載している「毎日かあさん」が単行本化され、
その広告で「天才漫画家」という文字を見つけた。
天才漫画家・・・おそらく彼女にもっともふさわしくない称号だろう。
自虐とも言えるほど自分をネタにして描く漫画家サイバラは、
笑いをとるために身を粉にして
日の当たらない場所を地道に歩いてきたのだ。
NHK連続小説「ファィト」のエンディングのイラストをみれば、
彼女の生き方のようなものが見えてくるはずだ、
"金や才能なんかなくても生きることは困らない、苦しい時は笑えばいい"ー
そんな彼女の生き方が。
http://www.nhk.or.jp/asadora/gallery/ending_g.html
*1:忘れっぽい、頭悪いの意。西原の母・淑子の造語