サイバラ


ちょっとネタにするのが遅れたが、サイバラが問題を起こしたようだ。
もともと火種のあるところに油をまいて、漫画にするような作家なので
大騒ぎするようなことでもないが、先月の末に配信されたニュースは
今までと少し毛並みが違い、違和感を覚えた。

http://news.goo.ne.jp/news/yomiuri/geino/20050831/20050831i106-yol.html

毎日かあさん」論争、表現の自由か教育的配慮か
2005年 8月31日 (水) 14:32


 文化庁メディア芸術祭賞を受賞した漫画「毎日かあさん」を巡り、作者の漫画家西原(さいばら)理恵子さん(40)と東京・武蔵野市の間で論争が起きている。
 西原さんの長男(8)が通う同市立小学校が、西原さんに「学校を作品の舞台にしないでほしい」と申し入れたためだ。

 「表現の自由への圧力」と抗議する西原さんに対し、市側も「正当な教育的配慮」と譲らない。双方が文書で主張を繰り返す事態となっており、9月2日の同市議会でも取り上げられる予定だ。


 問題となったのは、授業参観の場面。主人公の母親が、落ち着きのないわが子を含む児童5人を「クラスの五大バカ」と表現し、ユーモアを交えつつ、子どもの成長を見守る内容だ。
 この場面が紙面に載った直後の昨年11月、長男の担任の女性教諭(40)が西原さんを学校に呼び出し、「迷惑している」「学校を描かないでほしい」と注文をつけた。
 西原さんは翌12月、毎日新聞社の担当者と同小学校に出向き、校長らに「保護者だからといって、編集者を通さず作者を直接呼びつけるのは非常識だ」と抗議。校長らは「学校に落ち度はない」と主張したという。

 西原さんは、父母の一部から「学校とトラブルを起こすならPTA活動に参加しないでほしい」と告げられたのを機に、今年6、7月、弁護士を通じて市側に「作品はあくまでフィクション」「公権力による表現の自由の侵害ではないか」などの文書を送った。これに対し、市側は、「他の児童や保護者への配慮をお願いした」「作品中に『武蔵野市』の固有名詞もあり、児童の人権に教育的配慮を求めることは当然」などと、8月までに2回、文書で回答した。

 西原さんは「フィクション作品の内容に介入するのは納得できない。子どもを学校に預けている立場上、作品を描くこと自体をやめろと言われたに等しい」と憤る。また、毎日新聞東京本社編集局は「毎日かあさんは西原さんの経験に基づいたフィクションで、内容については人権やプライバシーに十分配慮して掲載している。学校側には納得してもらったと認識している」としている。


今までのサイバラであれば、漫画のネタにこそすれ、
表現の自由の侵害だとか、人権だとか絶対に言わなかった筈だ。
人権とか、侵害だぁと言い出すヤツに限ってろくな作品を残してないので
もし、この記事が本当ならサイバラの漫画を読むのを正直やめようかと思った。


ところが、彼女の公式サイトには

http://www.toriatama.net/statement.htm

私は漫画家ですし、そして下品なものもかきます
それで嫌われることは当たり前ですし
ましてや人権とか表現の自由とかいいたいわけでありません。
(いや、ヨゴレのお笑い脱税漫画家 それだけは言う権利ないやろって)

と弁明みたいなのが載せられていた。

彼女は自分の立ち位置は見失っていないようだった。



ちょっとほっとした。


毎日かあさん2 お入学編

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