正直言って決勝まで残るとは思っていなかった。
準々決勝、準決勝と二試合のゲームを見たが、正直言ってよく勝てたと思う。
神懸かり的な川口のプレーがなければ
ヨルダンとのPK戦で終わっていただろうし
中沢の捨て身のプレーがなければ昨日のバーレーン戦も負けていた筈だ。
中国観客の品のないブーイングの中
一人少ない状況で終了5分前に再逆転された時
日本選手の体力から考えて、もうゲームをひっくり返す力はないと思った。
だがそこから、中沢が同点ゴールをたたき込み、さらに延長では玉田が決勝ゴールを決めた。
少し以前の日本代表だったら考えられない粘り強さである。
それがジーコの指導故なのか、ただ単に日本代表が世界と揉まれるうちに
身に付いた資質なのかは分からないが
日本代表は確実に強くなった。


決勝の相手は、幸か不幸か、ホスト国の中国
今まで以上の逆風が吹くであろうスタジアムで勝つことができたら
日本代表の強さは本物といっていいだろう。