根性フットボール

「気持ちの入ったプレー」

京都大学ギャングスターズのウリである。
彼らは恥ずかしげもなくその言葉を口にするそうだ。
国立大学ゆえ、私立大学のようにリクルーティングできない京都は
当然のことながら、選手の運動能力は劣っている。
それを埋めるためには、練習をする以外はない。
それを知っているするからこそ、彼らは「気持ち」を大事にする。
MBSのレポートにそうのような趣旨のことが書かれていたのを先日読んだ。


関西のフットボールというと、日大の根性フットボールに比べて
どこかスマートなイメージを抱いていたが、
少なくても京都が台頭してきた80年代から
そうではなくなった。
リーグ戦で初めて京都に敗れ、優勝決定戦が行われた時、
関学の四年は頭を全員丸めてきた。

過去、関京戦は熱い戦いを繰り広げてきたのだが
それは、"何があっても、コイツだけには負けられない"というお互いのプライドが
ぶつかりあったフットボールだったからであろう。


遠く現役時代を振り返り、一番嫌な言葉は根性と気合いだった。
だが、今では、それが一番面白い。