IND vs N.E.


今年のスーパーボウルを占う全勝同士の対決
ホームのインディアナポリスが優勢に試合を進めていたが
ニューイングランドが10点差を逆転して勝利を収めた。


ゲーム内容としては、ほぼ五分五分だったが
審判のホイッスルがホームのコルツにかなり有利で
なかなか思うように進まないオフェンスに加えて
インターフェアの見逃しなど
冷静な筈のパッツのQBブレディが激昂する珍しい場面が見られた。


4Qに10点差がついた時点でコルツの勝ちかと思いきや
そこから2つのTDで逆転するとは、
あらためてブレディとパッツの強さを見せつけられた気がする。


勝負処としては、INDのゲーム開始直後の3回の攻撃と
10点差をつけた後の2回の攻撃にあったと思う。
この5つのシリーズで、TDがとれずにFG、あるいはパントに終わったのが
終盤に響いた。
点をとるべきに点をとるー当たり前のことだが
そうしたことができなかったのが、高次元での戦いの
勝敗を分けた分岐点だった。


それにしてもモスの加入はパッツにとって大きい。
コルツのディフェンスのアサイメントが2次元的に完璧であっても
高さで勝負をされたら、為す術がなかった。
パスを投げる前にQBのブレディをつぶすために
コルツのヘッドコーチ・ダンジーは普段滅多に入れないブリッツを
後半、指示コールしていたが、それでもとまらないパッツの攻撃は
かつてないほど強力なものになっていると思う。