ワイルドカード

WAS vs SEA

西地区優勝のSeatleシーホークス
ギリギリでプレイオフに滑り込んだWashingtonレッドスキンズの対戦で
始まった今年のNFLレイオフ
初戦から好ゲームが展開された。
双方とも堅実なディフェンスで、得点を簡単に許さないなかで
着実に得点を重ねたシアトルが3Q当初に13-0とリードを奪う。


しかし、その直後レッドスキンズは、神懸かり的な展開で
14-13と逆転し、さらにキックオフで攻撃権をゲットするという
願ってもない幸運が巡ってくる。
しかし、コール前レッドゾーンに突入しながら
FGを失敗し、レッドスキンズに傾いていた試合の流れが変わり
シーホークスが再逆転に成功し、そのまま逃げ切る。
点を決めるべきところに決めないと試合を失うということを
如実に証明したゲームだった。


レッドスキンズのQBドット・コリンズは、
今季バックアップから正QBに昇格して、チームをプレイオフに導くという
かつてのタグ・ウィリアムズを彷彿させる活躍だったが
この試合は、シアトルのプレッシャーを受け、勝負処で度々サックされるなど
その力を充分に発揮しないまま敗れ去ってしまった。
ランに頼らない正当派のポケットパッサーだったけに
オフェンスラインがあれだけ押し込まれるとどうしようもなかっただろう。



PIS vs JAX


JAXが3Qまでに18点差がつけて楽勝かと思いきや
こちらも劣勢だったスティーラーズが逆転に成功するものの
TD後のTFPに2ポイントコンバージョンを2度選択し
二度とも失敗し、最後の最後でジャガーズにうっちゃられてしまった。


3Q以降、ビッツのQBロスリスバーガーは見事なオフェンスを展開させたが
RBにパーカーを欠き、ラン攻撃が全くといっていいほど
ジャクソンビルの守備ラインに跳ね返されたのと
先制点を奪った直後のキックオフリターンで大きく返されて
あっけなく同点にされたのが、
ピッツバーグのオフェンスにズレが生じさせ
前半の3つの被インターセプトにつながったのではないだろうか。
この日のロスリスバーガーはどこかちぐはぐだった。