クラッシュボウル・ファイナル


冷たく細かい雨が降った日曜日、味の素スタジアム
法政vs慶応の関東大学選手権決勝が行われた。
試合は、下馬評通り法政が圧倒し、1Qだけで23点を上げるなど56vs3で圧勝した。
パスが全く投げられないというほど雨が激しかったわけではないが
冷たい気温とウェットな条件ではラン攻撃が主体とならざるを得ず
ラインで力の劣る慶応に勝機はなかった。


法政は、昨年に比べればこれといった選手はいないが、
昨年から導入したショットガン攻撃も熟成した感があり、いい状態に仕上がっている。
ただ、パスディフェンスは、カバーするレシーバーの受け渡しに失敗するなど
混乱した部分が見られ、この点に不安材料を残す。
関東の大学が相手であれば、問題ないが立命館の池野であれば
おそらくそこを攻めてくると思われるので
点取り合戦となれば法政は不利かも知れない。


ただ立命館も昨年の木下のようなアスリートがおらず、
力がスパ抜けているわけでないので
今年の甲子園は、法政にも十分勝機はあるだろう。