勝利に対する渇望


今年、NEペイトリオッツの試合を都合3試合みたが、
開幕戦を除いて凄みと強さを彼らのプレーから感じることはない。
先週のCARパンサーズ戦は半ば反則で自滅していたし、
先日のPITスティラーズ戦も勝利したものの
反則とターンオーバー、選手の負傷退場等で完全に負け試合だった。


ミスしないこととスマートなクォーターバッキングぶりから
つまらないQBと揶揄されるブレディだが今年のプレーをみる限り、
スマートとは形容しがたいものがある。
もともと接戦にもつれこんだ時に強さを発揮するブレディとパッツは
昨年までは絶対に俺たちは負けないんだという強者の雰囲気を持っていた。
余裕といってもいい。
しかし、今年は本当に必死にやっているのが見てとれる。
今年のパッツが2勝1敗という成績でスタートを切れたのは
彼らが強いからではなく、彼らが勝利を欲してそれにしゃかりきに進んだ結果に過ぎない。
強いものが勝つのではなく勝った者が強い勝負の世界
今年のブレディとパッツは面白い。