戦国自衛隊


福井晴敏の原作を読んでいないが、超映画批評で、

新『戦国自衛隊』は全体的にうす味で、
強いテーマ性やオリジナリティ、骨太な物語は期待できない。
しかし、それを補って余りあるものすごい戦闘スペクタクルがあるから、
気楽な娯楽映画としてみるなら十二分に楽しめる。

「酔夢ing Voice」西村幸祐

それでもディテールの欠陥や脚本も、「ローレライ」より破綻は遥かに少ない。

とそれなりに評価されていたので、見てきた。


戦車とか装甲車が火を吹くシーンはなるほど圧巻であった。
ただ、織田信長と斉藤道三が富士山麓にいるという設定は
自衛隊の火器を遠慮なくぶっとばせる場所が
そこしかないという製作の必然性によるものだろう。
そんな製作サイドの制限というか思惑が透けて見えるのでストーリーや演技に
最初から過剰な期待をしていなかったのだが江口洋介の敬礼は下手すぎ。
鈴木京香自衛官らしくなく、美男美女で自衛官募集のポスターから
抜け出したようという前田有一氏のコメント通りであった。
鈴木京香は、映画版サトラレでも二等陸尉の医者役だったが
基本的にこのお姉ちゃん、自衛官役には向いてないのではないだろうか。




それにしても、いくら映画の設定で多勢に無勢とはいえ、
刀振るってる連中にあっさり倒されていいのか陸上自衛隊?