男たちの大和


鈴木京香の下手な敬礼や陸軍式の敬礼がところどころ出てくるなど
詰めの甘い部分がいくつかあったが、いい出来の映画で
約2時間半という時間にも退屈することはなかった。
特に物語終盤の大和との戦闘シーンは圧巻で
息を呑んでただスクリーンを見つめていた。


特定のイデオロギーに傾くことなく制作されているので
そうした部分の心配をすることなく見ることができたのが大きいが
実物大の大和のセットを作り、実働の機銃や艦砲など
ディーテルの細かさも行き届いていて、
随所にスタッフの意気込みを感じることができた。


今年、公開された邦画のミリタリーもので一番の出来だと思う。