その昔、NFLシカゴ・ベアーズにマイク・シグレタリーという名選手がいた。
「カミカゼ」というニックネームをもつ同選手は、
LBとして勇気溢れるプレーを披露していた。
欧米では、カミカゼという言葉は、命知らずというニュアンスで受け取られているようだ。
今日の産経新聞の読者欄に興味深い投稿があった。
40歳代の主婦の方の意見なのだが
戦争とテロの違い、特攻(神風)と自爆テロの違いを
明確な論旨で主張され、読んでいて襟を糺される思いがした。
片や、祖国を守るために自分の命を投げ出し、軍艦に体当たりする。
片や、自分達の主張を認めさせるために関係のない市民を被害者にする。
行為こそ似てるかも知れないが、その精神性には天と地ほどの開きがある。
大東亜戦争を海軍士官として戦った奥宮正武氏も
神風と自爆テロを同一することを著作の中で否定しておられた。
最近、BBSで近代史の解釈について色々と投稿してくれる方がいる。
良かれ悪しかれ自分達の出自に興味を持つのはいいことだと思う。
山岡壮八氏の「小説太平洋戦争」には、特攻にまつわる話も多く収録されている。
とある若い特攻隊員が攻撃の直前に著者に残した台詞が印象深い。
戦争が終わったら、沖縄に来てください。 そこで眠ってますから。
と明るく笑いながら言ったそうだ。
太平洋に散華された方の思いを受け継がなければ、ならないのは誰なのだうろか。
外国の人間がなんと言おうと、思うと関係ない。
また、それを矯正しようとも思わない。
私は日本人でありつづけたい、神風の意義を語り継ぎたい。
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