劉セイラ

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ラジオの中国語講座
出演している劉セイラが
とてつもなく面白い。

幼少のころ、
日本のアニメに心撃ち抜かれて
高校で日本で声優になることを志し
両親から中国最難関の大学入学を
条件として課せられると
それをクリアして、大学に合格し
大学で日本語を学び、日本に留学し、
挫折を味わいながらも
大願を成就させる。

巧みな日本語を操るトークもそうだが
彼女の生きざまそのものが
漫画のストーリーように起伏に満ちており
感嘆するより他はない。
実際、彼女の半生記は
彼女自身によって漫画として綴られており
異国で奮闘する彼女の一挙手一投足に
感情が揺すぶられてしまう。


隣国でありながら、
素直に親しみを覚えることが難しい人々だが
それでも彼女のまっすぐな一途さが
胸にささる。

加油、劉セイラ。

稽古

とある柔道関係者の話をきき
柔道の創始者嘉納治五郎の教えが
先取性に満ちて、かつ合理的なものだったことに
少なからず驚かされた。

曰く、嘉納の目指した柔道は
「型」「実践(乱取り)」「講義」「問答」の四つから
成り立っている。
技の基本を型を学び、実践で体得し
それを言語化して伝え、
問答を通じて教える側も
成長を促すのが目的であった。


スポーツを体育と訳し、武道をスポーツととらえることに
いささかの抵抗を覚えるものであるが
人間の成長が武道の本質であるとするならば
武道とは体育と同義ととらえても間違いではないのかもしれない。

稽古とは、古(いにしえ)を稽(かんが)えるー
型を学ぶ稽古に、そうした意味があったことなど
ついぞ考え方ことなどなかった。
自身の不明を恥じる。

世界で一番になろうじゃないか

http://majo44.sakura.ne.jp/trip/2019hondahall/12.html

「ホンダは、松明(たいまつ)を自分の手でかかげて行く企業である。
日本の自動車企業には前を行く者の持つ明かり、その明るい所について行くものが多い。が、たとえ小さな松明であろうと、自分で作って自分たちで持って、みんなと違ったところがありながら進んでいく、これがホンダである」

まるで本田宗一郎総司令官の発言のようですが、これが藤沢副社長の発言であり、二人が根源的な部分で深く共闘していたのだ、という事が判ります。藤沢さん、ただの営業屋じゃないのです。
ホンダという会社は本田宗一郎総司令官の天才性による所が大きいのは事実ですが、実際にその基盤となっている企業体質、思想などは半分以上が藤沢副社長によるものだと思っていいでしょう。
例えば日本の企業の中ではかなり早い段階から国際展開をしていたホンダですが、これも藤沢副社長の決断によるものでしたし、以前もちょっとふれたマン島TTレースを目指す事を明らかにした宣言文も、実際は藤沢さんが書いたものでした。

tacaQが尊敬してやまないマニア・夕撃旅団氏のページには
茂木のホンダコレクションホールの探訪記があり
その記事は、ホンダに対する愛情に似たリスペクトの念が
散りばめられている。


高校時代に高校の大先輩海老沢泰久氏の「F1地上の夢」を読んで
本田宗一郎本田技研工業、そして
宗一郎と長らくコンビを組んで副社長を務めた藤沢武夫氏について
ある程度知った気になっていたが、
その認識は誤りであった。

 わが本田技研はこの難事業をぜひとも完遂し、日本の機械工業の真価を問い、これを全世界に誇示するまでにしなければならない。
わが本田技研の使命は日本産業の啓蒙にある。
 ここに私の決意を披瀝し、T・Tレースに出場、優勝するためには、精魂を傾けて創意工夫に努力することを諸君とともに誓う。

イギリスのマン島に赴き、
自社の2倍以上の馬力を出す
世界基準のバイクレースを目の当たりにしも
臆することなく
世界一を目指した宗一郎の檄文が
プラスのネジすら存在しない工業化の遅れた国の
しかも、資金繰りに行き詰まり、倒産寸前の会社が
掲げた宣言だとはついぞ知らなかった。


戦後、焼け野原になった日本では
小型エンジンを自転車に取り付けた乗り物が重宝され
あまたのバイクメーカーが屹立しては消えていった。
生き残った4社に何故に本田技研が加わることができたのか。
生き残るだけでなく
世界的なメーカーとしての地位を確立することができたのはなぜか。
宗一郎氏の卓抜した技術、社会性を重視した倫理観もさることながら
藤沢氏の透徹した経営哲学や先見性なければ
難しかっただろう。



honto.jp
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日経はたわわが、すき

月曜日、職場で新聞をめくってみると
印象的な講談社の広告にでくわした。
ヤンマガに連載中のコミックの宣伝に
過ぎないのだが
アプリでこのまんがを読み込んでいたので
思わず笑い声が口もとからがこぼれた。

サラリーマンとたわわなJKが
電車で出逢い始まるラブコメだから、
新聞広告もありかなと思うのだか、
電車で新聞を読んでるサラリーマンの
購買意欲にどれほど刺激を与えたのか
気になるところである。

さてこの広告、全国紙である五大紙全部に
掲載されたのかと思いきや、
載ったのは日経だけだったようである。
なんでだろう(?_?)

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航空行進曲

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歴史群像に連載されていた吉原昌宏氏の
「翼をもつ魔女」が完結を迎えた。
といっても最終回が掲載されたのは
昨年の12月号の話なので、
かなり出遅れた話である。

航空行進曲の邦訳を記しつつ
主人公のリドバクが来世に
仲間との再会を希望し
戦闘機に搭乗するラストシーンは
戦争に翻弄されながらも
精一杯駆け抜けたであろう彼女の生きざまが
否が応でも想起させられ、
その酷薄ともいえる生涯に
感情が激しく揺さぶられた。


メンフィスベルを始め
多くの映画やドキュメンタリーが
作成された西部戦線とは違い
ドイツとソビエトが対峙した東部戦線は
個人的にスターリングラードくらいしか
なじみがなく
ましてや航空戦に女性パイロットが
投入されていたことなど
まったく知らなかった。
不明を恥じるばかりである。

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現実の話として
物語の主人公となったリディア・リトバクは
東部戦線で行方不明となったのち
捕虜になった疑いが生起し
その功績は長い間、
称えられることはなかった。

ウクライナの地で
彼女のものと思われる遺骨が見つかり
英雄として認められたのは
彼女が守った祖国が
崩壊する前年の91年5月であったことが
伝えられている。


彼女の人生の終となった地では、
かつて同じ国民であった者たちが対峙し
再び大地を朱にそめている。
泉下の彼女は繰り返される惨劇に何を思うか。


曲調と歌詞が勇ましさでみちているこの曲を
滑稽と笑い飛ばすことは容易だが
空で命を落としたものたちの悲哀を
感じずにはいられない。



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ウクライナ

ロシアリーグでプレー経験のある本田が
ロシアのウクライナ侵攻についてコメントを発している。
サッカー選手が政治や戦争に関して意見を述べることに
賛否はあるかもしれないが
発言の主旨だけ見れば至極もっともだと感じる。

ウクライナNATO加入を否定しないことが
ロシアのレッドラインを越えることは
容易に想像できた筈だ。


それとも、西側はロシアが最近流行りの
戦争にならない戦闘で
威嚇するだけだとおもいこんでいたのだろうか。

アフガンの混乱した撤退ぶりを見れば
米国大統領の警告の言葉など、
テレビのCM程度に気を止めてくれればいい方だろう。
まして日本の首相が仲裁を買って出たり、
武力行使の非難などしているが
痛痒さすら感じない筈だ。

80年前に、満州にしがみついて米国と戦争に
踏み切った史実を、軍部の独走と責任転嫁し
歴史を真摯に学ばない国の宰相が
平和を口にしたどころで虚しいだけだ。


如何なる理由があろうとも
侵攻するロシアに非があることに疑念の余地はない。
しかし、ウクライナには戦争を回避する方法は
あったにも関わらずそれをしなかった。
戦争を覚悟した上で、ロシアの警告を無視したのならば
それもありだが、
米国や世界の善意を信じて
自国を危険に晒したならば、めでた過ぎるとしか
言いようがない。




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プーさんシャワー危うし

2022年のオリンピックを外から観客を入れないのは
プーさんシャワーを禁止するためだったかも・・・・

習近平にツッコミいれるとは
さすがおとロシア



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