ロシアリーグでプレー経験のある本田が
ロシアのウクライナ侵攻についてコメントを発している。
サッカー選手が政治や戦争に関して意見を述べることに
賛否はあるかもしれないが
発言の主旨だけ見れば至極もっともだと感じる。
ウクライナのNATO加入を否定しないことが
ロシアのレッドラインを越えることは
容易に想像できた筈だ。
それとも、西側はロシアが最近流行りの
戦争にならない戦闘で
威嚇するだけだとおもいこんでいたのだろうか。
アフガンの混乱した撤退ぶりを見れば
米国大統領の警告の言葉など、
テレビのCM程度に気を止めてくれればいい方だろう。
まして日本の首相が仲裁を買って出たり、
武力行使の非難などしているが
痛痒さすら感じない筈だ。
80年前に、満州にしがみついて米国と戦争に
踏み切った史実を、軍部の独走と責任転嫁し
歴史を真摯に学ばない国の宰相が
平和を口にしたどころで虚しいだけだ。
如何なる理由があろうとも
侵攻するロシアに非があることに疑念の余地はない。
しかし、ウクライナには戦争を回避する方法は
あったにも関わらずそれをしなかった。
戦争を覚悟した上で、ロシアの警告を無視したのならば
それもありだが、
米国や世界の善意を信じて
自国を危険に晒したならば、めでた過ぎるとしか
言いようがない。