あの戦争は何だったのか〜日米開戦と東条英機


昨年の24日の晩に、
ビートたけし東条英機を演じるということで
ビデオにとって見たが、いい方に期待が外れた。
これまでのTBSの偏向報道が嘘のように
東条に同情的な内容だった。


東条英機が、昭和天皇の御心にかなわず
開戦を回避できず号泣するシーンを
たけしが演じるとは、予想すらしてなかった。
それだけではなく、
アメリカが日本の暗号を解読して
開戦の準備を着々としていたことや
ルーズベルトが戦争を望んでいた事実、
国民世論が、戦争を支持していた背景など
これまでの軍人だけが悪い戦争ドラマの筋書きから
大きく離れる内容であったのにはとても驚いた。


勿論、開戦を回避しようとしたからといって
東条英機の戦争指導に問題がなかったわけではないが
少なくても彼が好戦的でなく、
A級戦犯だから、悪人という単純な図式を脱却しただけでも
大いなる進歩といえるだろう。