「地球と女性に優しい」を標榜するtacaQ、
実はなんちゃってエロジジーエコロジストだっりする。
深夜一時から国営放送を見ていると南方熊楠紀州山地の特集番組を放送していた。
南方熊楠については
10年前くらいに内田春菊がマイナーな雑誌に描いた漫画と
産経新聞に乗っていた記事以外のことは知らないが
彼をエコロジストと呼ぶのは如何と思う。
昔の天才奇才を、現代の基準モノサシで評価するだけならいざ知らず
今風の言葉で括ってまとめようとするやり方は
教育現場を知らない教育評論家の言葉のようなもので
どこか空しい響きを感じる


「変人にして世界的な粘菌科学者」以外のどんな肩書きが
南方に必要なのだろうか。
紀州の森を守ろうした行為にしても、地球環境を守ろうと考えたわけでなく
自分の研究対象が荒らされることが我慢できなかったように思える。
何故なら、彼は常に自分中心で物事を考える人間だったからだ。
そんな人間だったからこそ
粘菌のサンプルをキャラメルの箱に入れて
天皇陛下に献上するという並はずれた行動ができるのだ。


変人を常識人のモノサシで図っていけない。
世界的な有名人になる予定のない変人はそう思う。