金曜の夜


関西に住む大学以来の友人が関東に来るということで
フリーメイソンと関係のあるギルド系の仕事につくニヤケ君を
呼びたし、横須賀の金曜の夜を酔いどれてきた。


横須賀の飲み屋特有ともいうべき
どこかぬくい空気に触れて
しばらく味わってなかったなぁと気がつく。


大学を卒業して横須賀で飲むのも
年に一回あるか、ないかだが
いくつかの店で顔を覚えられている。
客商売だからといえばそれまでだが
それでも結構嬉しいものだ。


デジタルカメラに滅多に来れない街の風景を
写すことに余念のない友人を
苦笑いしながら見てるニヤケ君がいった。
街の風景は記憶に残ってればそれでいい、と。


行きつけの場所もいくつかなくなったが
横須賀のぬくい空気が残っていれば、
それで充分だと思う。