サントリー


http://sankei.jp.msn.com/economy/business/100210/biz1002100247003-n1.htm

 ▼むかし、サントリーは寿屋だった。茅場町の寿屋東京支店に一歩足を踏み込めば、それはすでにして大阪だった−と作家の山口瞳サントリーの社史「やってみなはれ」にこう書いている。彼が入社した昭和33年は、課長以上はすべて大阪人。東京入社組を「現地採用」と呼んだそうな。

 ▼東京支店といえば聞こえはいいが、「山奥の小さな村役場」といった風情の木造二階屋だった。村役場の宣伝部には作家の開高健イラストレーターの柳原良平といった才人が集い、営業部員は「何が何でも勝たねばならぬ」と大阪商人魂でバーや酒屋を走り回った。

東北では、例の「クマソ」発言が尾を引き
一部で未だ評判の悪いサントリーだが
結構おもしろい会社なんだなぁ、と改めて思った。


サントリーが出資したビール会社が
日本の東と西に販売用のブランドとして
アサヒとサッポロを立ち上げ
戦後そのままビール会社として独立したというのを
つい数年前に知った。


カールおじさんを描いたひこねのりお氏の
ペンギンのキャラクターを思い出し
久々にサントリーを飲りたくなる今日この頃