BBSでの零戦話にちなみ、竜ヶ崎飛行場で零戦が飛んだ写真などを
引っ越しする時段ボール3箱分の荷物となってしまったが
航空マニアであるtacaQ、4年間発刊された週刊ワールドエアクラフトを
全号購入した。
買ってから気がついたのだが、この本元々はイギリスの刊行物で
記事の内容が"偏って"いたから、右翼的心情を持つtacaQにとって
購読を続けるにあたり心穏やかならぬものが少なからずあった。
例えば、ドイツ空軍のフォッケンウルフを叩きのめしたのは
イギリスがハリケーンとスピットファィアの傑作機を有していたからだとか
零戦が太平洋で恐れられたのは、ただの神話に過ぎないとか・・etc
確かに大戦末期には、零戦の神通力も薄れてしまったし
航空戦はぼろ負けに近い状態が続いた。
そもそも戦前に開発した戦闘機が、後発のそれと互角以上に戦えるわけがないのだが
日本がイギリスよりも優秀な飛行機を作ったという事実を
彼らは認めたくないのだろうか。
あるいは、ジョンブルという人種は、東南アジア戦線で日本軍に負けたことを
根に持っているのかも知れない。
ドイツが零戦をライセンス生産*1していたならば、世界史は変わり
ジョンブルの考え方も改まっていただろうにと
誇大右翼的妄想にひたりつつ、冬の夜はふけていく。
- 作者: 柳田邦男
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 1993/06
- メディア: 文庫
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