アジアカップ

中田浩二マラドーナばりの「神の右手」ゴールで日本が優勝を引き寄せたが
なんとも後味の悪い決勝戦だった。
試合終盤、敗色濃厚となった中国のラフプレーに
レッドカードはおろか、ファールすら取らないジャッジングが続き、
とても苛ただしく感じたからだ。


2002年ワールドカップの韓国vsポルトガル、韓国vsイタリア、韓国vsスペインほどの
酷さはないかも知れないが、選手の後から足を掛けては倒すなど
一つ間違えば大ケガにもつながりかねない悪質なファールを
中国選手は、ゴールよりはるかに遠い地点で執拗に仕掛けていた。
彼らのスポーツマンシップは非常に疑わしく、
そんな選手を国の代表に選抜する国でオリンピック開催とは
臍で湯を沸かすくらいおかしい話である。


そんな中国チームがフェアプレー賞というのも呆れた。
ファール数が少なかったかも知れないが、
審判があまりにもホームチームに偏った判定があったのは、
三者がみれば明かだ。


大会中色々と不快な雑音がスタジアムの内外で発せられた。
試合後、インタビューで「スタジアムの雰囲気はどうでしたか。」と
トンチンカンな質問をしたインタビュアーがいたが
「国歌演奏中にブーイングを浴びたので、かえってやる気がでましたから
 結果的にはいい雰囲気だったですね。」
と答えだ玉田の言葉だけが、この大会のせめてもの救いだったが
ある意味、先のワールドカップより酷い大会と評しておく。