I love soccer

夕べ、BSを付けたまま寝てしまい夢うつらでうとうとしていると
世界のサッカーの歴史について特集したドキュメンタリー番組が耳に入ってきた。


第二次世界大戦時、ドイツ占領下のウクライナで、
ウクライナ代表とドイツ親衛隊のサッカーの試合が開かれた。
ウクライナ代表は、ドイツに勝つのだが代表に待っていたのは絞首台だった。
その試合に出場した何人かは、生き残ったのだが、国民から投げかけられた言葉は
ドイツの占領政策に協力した裏切り者という侮蔑だった。


戦争後は、ソビエトがその代表の話を愛国者の美談に仕立て上げ、
全員を死亡したことにしてしまった。
そして生き残りの人間は、サッカーをすることも語ることもできなくなってしまったという。
サッカーが好きな人間にとって、それはどれだけ辛いことだっただろうか。


思えば、平和に時代に生まれ、用具もありグラウンドもある。
命をかけることもなくサッカーができる我が身の幸運を
噛みしめずにはいられない。


I love soccer