レ・ミゼラブル


1985年のロンドンを皮切りに
世界各国でロングランで公演を続けているミュージカル
レ・ミゼラブル


パンを盗んで19年間徒刑に服したジャンバルジャン
ミリエル司教との出会いにより改心した彼が
地位を築き上げながらも、人々への愛を貫くー、
舞台用の脚色されたものを映画化したとはいえ
ビクトル・ユーゴー原作の物語の重厚さを損なうことなく、
不屈の魂の輝きを見事に謳いあげていた。


同じメロディを繰り返し
場面と人物ごとに違った歌詞を歌い、
それらを重ね合わせた重唱は圧巻の一言に尽きる。
VFXを効果的に使用したスペクタルな映像は
まさに映画ならではの醍醐味を十二分に生かしたものだったと思う。