鰹節削り

実家では、大晦日に蕎麦を打つ。
年越蕎麦のつゆを作るのに
鰹節一本丸ごと削り出汁をとる。
鰹節を削るのを初めて見た子供は
僕にさせて、と大合唱。

幼子の指の血で出汁はとりたくないので
嫁がどうにか説き伏せて
時々でる鰹節のかけらを口に入れて
大人しく見物させていた


日本の食文化の継承などと
大仰なことは言わないが
鰹節が思い出として子供たちの記憶に
末永く残ればと願う