深浦に脱北者の船が辿りついたというニュースを聞いて
ちょっとしたひっかかりを覚えた。
レーダーに写らないような小舟で
この時期穏やかとはいえ日本海を越えてくることが可能だろうかと。
この件に関して泥酔論説委員が
鋭い見解を日記にあらわしていた。
http://www3.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=329372&log=20070603
どのメディアも報じていませんが、おそらくこの4人は他の船で運ばれて来て、新潟県北部沖でこの小型船に乗換えたのだと思いますね。出発したとされる清津港から深浦港まで、中分緯度航法で測定すると約454浬(約842km)、清津と新潟では約483浬(894km)です。目撃によれば数馬力程度のエンジンだそうで速度はせいぜい数ノット、この「小型木造船」とはいわゆる伝馬船ですよ。
丸5日間、24時間エンジン回しっぱなしの4ノットで風も潮も全く無視して機走すれば、日本海も越えられるでしょうが、これは現実的な話ではありません。日本近海のどこかで降ろされ、対馬海流に乗って深浦に辿り着いた、そう考える方が妥当です。
記事は、清津港を出発したということが事実なら
軍ないしは工作機関の関与があったであろうことも指摘していた。
拉致問題がクローズアップされいるにも関わらず
依然として工作船が日本海沿岸に接近を
繰り返しているというのであれば、
いったいこの国の護りはどうなっているのか。
薄ら寒さを覚える。
- 作者: コウヨンチョル
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2007/02/15
- メディア: 単行本
- クリック: 4回
- この商品を含むブログ (4件) を見る