ガラにもなく梨木香歩の「西の魔女が死んだ」などを読了
たまたま見たテレビで
村山由佳が推薦していたので買って読んでみた。
主人公は女子中学生、
登校拒否にかかった彼女が祖母の家に預けられ
始めた"魔女"の修行を通じて
多感で不安定な時期の少女の成長を
ほのぼのとしたタッチで描いている。
生や死、出会いや別れ、
それぞれが出会うであろう人生の大きなテーマについて
重さを感じさせないまま軽やかに流しているが
決して空想や夢物語でお茶を濁しているわけでない。
美しく老いるというのは、こういうことを云うのかも知れない。