いばらぎじゃなくていばらき


いばらぎじゃなくていばらき

茨城の中の茨城、某I町の町外れで生まれたAさんは、
高校の同級生にも田舎呼ばわりされてしまうほどの超田舎者だった。
東京の生活が茨城とは比べようもないことは充分理解していたつもりだが、
実際に生活してみるとその違いは予想以上。
生粋の茨城人であるAさんにとって、東京はまさに外国そのもの。
そう、言葉の壁、生活習慣の違い・・・などなど、
ありとあらゆるもの(言い過ぎかな?)が茨城とは違っていたのである。
こんな外国みたいなところで生活していけるのだろうか・・・



「わけしを都会につれでって」茨城王


田んぼを撫でて頬を滑る風の香をかげば、茨城に帰ってきたことを実感する。
殺伐な事件や事故、田舎軽視の発言を聞く度に思う、
都会に住む人は、太陽がどこから登りどこへ沈むのか知っているのか、と。



空には筑波白い雲 野には緑を写す水



ビバ!茨城!!