ミュシャ





戯れに画を書いてWEB上に拙作を公開してたりするtacaQ
実は画を学校の美術の授業以外で習ったことがない。
漫画家*1になりたいと公言して笑われた小学生時代は
自分でも呆れるほど画が下手くそなガキだった。
未だに画の技法というものをよく知らず、学ぶ気もないのだが
それでも美しい画は、一枚でも多く見たいと思う。
そんなわけで土曜日、東京都美術館ミュシャ展を見てきた。





ミュシャ財団秘蔵 ミュシャ展
19世紀末から20世紀初頭の実際に街を飾ったポスター等が展示されていたので
作品保護のため照明が通常より暗かったようだ。
展示品は、紙が黄色く変色したり、色彩の鮮やかさを失っていたりと
アイキャッチが命の広告ポスターとしてとうに寿命を終えたものばかりだったが
大胆な線と意匠を織り込んで表現された女性の姿は美しく
真に優れた物というのは分野を問わず時間を超えて
人々にメッセージを与えられるということが
少しだけ理解できたような気がする。
色褪せたリトグラフが、新作として発表された頃
人々はどんな驚きをもって迎えただろうか、
ついそんな想像すらしてしまう作品の数々を見ることができ
ひさびさに楽しい時間をすごせたが
ただ観客の多さには閉口である。

*1:その他にも、パイロット、サッカー選手、天文学者etc