劫尽童女


劫尽童女 (光文社文庫)


恩田陸の小説、佐々木悟郎のカバーイラスト惹かれて購入


遺伝子操作により類まれな能力を持って生まれた子供"遙"。
彼女を作り出した謎の組織「Zoo」は、
組織から離脱した伊勢崎博士と遙の行方を執拗に追う。
子供とは思えない知性と運動能力、
そしてサイコキネス、テレパシーといった超能力を身に備えた遙に
弟が現れ、アメリカの一都市を地獄の劫尽火さならがら消滅させる。
そしてその事実は、遙の幼い心に大きな傷を残す・・・


恩田陸SF小説
この手の小説にしては、組織の設定や人物描写が不足しているうえに
敵役であるZooも謎解きなしのままあっさり潰れるし
物足りなさを感じた。
そこそこ伏線があって、それなりに楽しめたのでお手軽にSFを楽しむなら
いいかも知れない。