フラとメロン

DVDも出ているが、映画はやはり映画館でみるべしということで
熊谷駅直結の映画館まで足を運んでフラガールを見てきた。
もともとこの映画を見に行こうとおもったのは、
南海キャンディーズでも蒼井優がめあてでも
半裸のお姉ちゃんのフラがみたかったわけでもなく
泥酔論説委員の日経の読み方に掲載されていた
スパリゾートにまつわる記事を読んだからだ。
http://www3.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=329372&log=20070212



リンクした記事の中で、いわき市と同様に
かつては炭坑の街として栄えた夕張が破綻したことを追求しているが
端的にいってしまえば両者の差は
後者は国まかせ、道まかせで自分らの足で立とうとしなかったが
前者は多くの困難がありながらも自分の足で立とうとしたことである。
その意志の差が今日の大きな違いを招いたのではないと思う。
勿論、環境や規模の違いもあるが、
リゾートという言葉すらなかったであろうあの時代に
ただの温泉ではなく一大リゾート施設を立ち上げる発想と
保守的な田舎モンの反発を買いながらも、
貫き通した意地は見事天晴れとしかいいようがない。



映画を見ていて、どうしてもかぶったのが
Jリーグ鹿島アントラーズの誕生時の苦労話だ。
多くの反発と懐疑の目にもひるむことなく情熱で
地域活性化のために川淵会長や茨城県庁に挑み
Jリーグ入りの可能性は99.999%ないと云われながらも
0.001でも可能性に賭けて希望を捨てなかった人達のことである。
登場人物のひたむきさについ思い出して涙ぐんでしまった。