フランスGP

ルマンで行われたWGP-Motoクラスは、
ジベルーvsロッシのマッチレースとなった。
ポールのロッシはスタートに失敗したものの
6位前後からの追い上げて、
中盤、トップを走っていたCエドワードに追いつく。


一方ジベルノーは、予選は4位と振るわず、
スタートにも失敗して7位まで順位を落としたが
タイヤが暖まってからは、強烈なチャージを展開してレースを盛り上げる。
メランドリをパスするのに手間取り、ロッシとの差は最大4秒近くまで開いていたのだが
1分34秒台前半でラップを刻み、差をあっと言う間に縮めて
エドワード、ロッシとの三つどもえの争いに持ち込む。
ロッシとしては、ジベルノーが来る前に、エドワードをかわして、
ジベルノーとのアドバンテージをキープしておきたかったところだろうが、
エドワードをパスした直後にコースアウトして
ジベルノーにまで抜かれるというエラーを犯してしまう。


しかし、腐ってもヴァレンティーノ・ロッシ
再度頭をとってから凄かった。
驚速のスピードで、エドワードをふるい落とす一方で、ジベルノーを完璧にブロック。
ファイナルラップでは、強力にプッシュするジベルノーに付け入る隙を与えず
1分33秒6のファステストラップで優勝するという横綱相撲


開幕戦では、愚行ともいえる行為で顰蹙をかったロッシだが
ウィニングランでは、ジベルノーと拳を突き合わせて互いの健闘を
讃え合うさわやかなシーンを演じていた。
http://number.goo.ne.jp/motor/20050428-motorcy.html