ODAを考える タウンミーティング イン 東京
という催しがあるらしい。なんか意見をぶつけてきたい気分である。
ODAに限らず、外務省の方針は不思議、不可思議、摩訶不思議なことが多い。
未だに解決の糸口が見えない拉致事件は、外務省だけのせいではないが、
彼らが怠慢であったことを示す証拠以外の何物でもない。


拉致はテロ・・・いつ頃からか、こういう認識が広まっている。
9.11NYテロ事件以降のアメリカのテロ撲滅の流れに
拉致被害者の家族会が「拉致=テロ」としての認識させることで
アメリカ政府の援助ないしバックアップを受けようとしたメディア戦略が
成功した結果なのだが、これに私は違和感を感じる。


家族会のそうした手法に異を唱えるものでもないし、
心情も理解できるが、拉致はテロではない。
拉致は犯罪である。北朝鮮という非道徳国家が起こした国家的な犯罪である。
その犯罪を長年見て見ぬ振りをし、さも別の国で起こった事件のように扱い
国民がこの犯罪を認識するに至って、政府と外務省はやっと重い腰をあげ
交渉した結果、ジェンキンズ氏含めた被害者の五人の家族が帰国・来日しただけである。
この程度のことで事件の幕引きを許してはならない。


小泉首相訪朝から二年
罪無き多くの同胞が、犯罪国家北朝鮮に抑留されたままであり
時間を無為に使うことは同胞に対する裏切りですらある。


拉致事件参照:電脳補完録