静粛に、天才只今勉強中

外務省出身で最近までアメリカの某研究所に
勤めてた人間の講演を耳にする機会があった。
現在の国際情勢を具に分析して今後の展望を語っていたのだが、
対アジアの外交問題に触れて
日韓併合満州事変が誤りであったという認識を基本に話をしていた。


日本が生存するためにとった政策は本当に間違いだったのだろうか。
日本があの時代を生き延びたからこそ、今になってあれこれ批評できるのであって、
現在中国や韓国がクレームをつけているからといって
安全保障という観点を抜きにして過去の問題を批判するのは卑怯なように感じる。
それとも中国の言いなりになるのが外交に詳しい人間の正義なのだろうか。


静粛に、天才只今勉強中*1である。


*1:倉田江美の漫画。激動のフランス革命を通じてあらゆる権謀術数を使い生き延びた最強のマキャベリスト、ジョゼフ・フーシエの生涯を描いた作品。裏切りと二枚舌を使い分けた卑しい人物のように評価されることが多いが、生き伸びることが正義であったフートエをコミカルに描いている。