精霊の守り人

闇の守り人 (新潮文庫)
精霊の守り人 (新潮文庫)
夢の守り人 (新潮文庫)










上橋菜穂子の「守り人」シリーズ3冊を読了。
エアチェックはしていないが
昨年BSでアニメされていたことを覚えていたので
本屋で見かけた際、どんなものかと思案し手にとってみた。
作者曰く、児童文学として執筆したとのことだが
大人が読んでも、充分に楽しめるファンタジーとなっている。


架空の国、新ヨゴ王国を舞台の中心として
第二皇子チャグムを守ろうとする短槍使いの女用心棒バルサ
幼い頃に命からがら隣国から亡命してきた彼女は
好むと好まざるとら関わらず多くの死の犠牲の上に成り立っていた。
その死を自らの贖罪として背負い、
苛酷な人生を歩むバルサのスリルとファンタジーら満ちた旅は
不思議と心を落ち着かせ、優しさと強さは何かということを
語っている。


文庫化された3冊しか読んでいないが
続編を読むのが待ち遠しいシリーズである。