さあさあお立ち会い


http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070211i413.htm

茨城県つくば市筑波山神社近くで、名物「ガマの油売り口上」の発祥碑の除幕式が11日、行われた。ガマ口上保存会など地元有志らで作る「筑波山建碑の会」が資金を出し合った。

 「さぁさぁ、お立ち会い」の名調子で始まる口上は、こう薬の「ガマの油」の売り文句で、江戸時代に筑波山で生まれたとされる。地元旅館のおかみらが、イベントや宴席で披露、観光の目玉の一つとなっている。

 保存会事務局長の鈴木博夫さん(82)は、「口上を後世に伝える、きっかけになれば」と話していた。

(2007年2月12日8時48分 読売新聞)


県外の人間が「つくば」といったら、
つくば駅があるつくば市街地をイメージするだろうが
茨城で「つくば」と言ったら筑波山とその麓である旧筑波町を指す。
地元の人間は、つくば市街地は「学園」と呼称することが多い。
tacaQは生粋の筑波地帯の生まれなのだが、
筑波鉄道廃線以来、純筑波地区廃れる一方の過疎地帯であり、
「筑波駅」の名称すら学園地区に奪われてしまった。


この心情を喩えるならば
旧・三本木町に十和田市を名乗られて
元祖十和田を奪われた青森県旧・十和田湖町民の心境に
準えることができよう。



一昨年亡くなった父親が、口上の免許皆伝の印状をもっていた。
今度帰ったら、ひさびさに山に登ってみようか
それとも位牌の前で口上を切るべきか。