T.B.バッカニアーズvsCAR.パンサーズ


昨年、負傷者続出で低迷したまま終わったパンサーズだが
現時点で今年はNFCサウスで首位タイである。
序盤、同地区のバッカニアーズが調子がよく、
これにATLファルコンズが絡むと見ていたが、
ほぼ予想どおりの展開となっている。


今週のバックスvsパンサーズの試合は
TBが勝ったというより、CARが負けたというのが相応しいと思う。
ゲーム開始直後の攻撃で、CARの攻撃はRBフォスターを中心に
破竹の勢いであった。だがFG失敗で無得点で最初のシリーズを終えると
それ以降得点のチャンスはなかなか訪れなかった。
双方の守備が強くディフェンシブな展開になる試合は
こうしたスコアリングの失敗が大きく影響することがままある。
パンサーズは、前半を粘り強いオフェンスとディフェンスを展開して
0-10で折り返すが、後半に入りHCフォックスが痺れをきらして
4thダウンギャンブルを仕掛けて、これを止められてしまう。
もし、あの時点でスコアがタイなりワンポゼッション以内の差なら
フォックスも耐えたのではないだろうか。


2Q以降フォスターのランを止められたパンサーズにとって
勝機の薄い試合ではあったが、それにしてもやりかた次第では勝てる目もあった
しかし、パンサーズは最初のFG失敗で全てのボタンを掛け違ったように
肝心要のところで勝負が裏目にでてしまった。
チームも好調、RBフォスターも好調と自らの好調さ故に
落とし穴に陥ったような試合だった。


それにしても、バッカニアーズのシムズは数週間でいいQBに成長した。
才能があってもチャンスは巡ってくると限らないが
巡ってきたチャンスを掴むのは才能と実力であるならば
シムズは今チャンスをモノにしつつある。