Pit@Cin

一部ではNFLのダメ虎と呼ばれていたCINベンガルズだが
今年はQBパーマーや、RBルディー・ジョンソンの活躍で
今季はAFC北地区で首位を快走中である。


Pit戦でも、1Qその好調ぶりが伺える攻撃と守備を展開した。
しかし先制のTDかと思われたパスは、スティーラーズのHCビル・カウワーの
チャレンジ*1で覆り、その後もパスの落球、FGの失敗で
1Qだけで100ヤードを越える距離を獲得しながら、結局は3点しか奪えなかった。


一方、Cinの攻撃による失点を最小限に食い止めたスティラーズだが
立ち上がりの攻撃は全く奮わなかった。
先発のRBパーカーのランプレーは完璧に止められていた。
パーカーの足を封じられたPitは、RBに重量級の"バス"ベティスを投入し
質量でベンガルズディフェンスを粉砕する力勝負に打ってでる。
ランストップのためにベンガルズ守備陣は中央に人数を割かなければならなくなり
これによって、ロスリスバーガーのパスは面白いように通るようになった。
封じ込められていたパーカーのランも次第にゲインを重ねるようになり
スティーラーズのオフェンスは順調にスコアを重ね、勝利をものにした。


ベンガルズの敗因をあげるとすれば
1Qに、大量点をとれずゲームの主導権を確実に握れなかったことと
3Q早々にターンオーバーから掴んだチャンスを生かせなかったことが
フットボールに限らず勝負事は、叩ける時に相手を叩くことが鉄則であり、
これができなかったベンガルズは、破れるべくして破れたといえるだろう。


それにしても、スピード系のスティリーとパワー系のベティス
違うタイプのRB揃えているスティラーズは強い。
2年前、チーム史上最低のリーグ31位のラン攻撃で"くず鉄"になっていた男達は
完全に蘇った。

*1:判定に異議を唱えること